第6回 2010.02 更新 |
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今年もいよいよスギ花粉の季節がやってきます。花粉症の方にとってはとてもつらいこの季節・・。そもそもなぜ花粉症なんてなるのでしょうか。また、発症してしまったらどうしたらいいのか、今年の花粉の飛散状況はどうなっているのか・・。いろいろと疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。花粉症にかからないことが一番ですが、いつ誰が発症してもおかしくない状況ですので、そのメカニズムや対策について正しい知識を持つことが大切です。今回は「花粉症について」をテーマに正しい知識や対処法について説明します。
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※平成22年2月15日現在の情報に基づいています |
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○花粉症の症状とは |
花粉症とは、アレルギー疾患の一種で、原因となる花粉を吸い込んだことで、体が異物であると判断し、防衛反応を繰り返すことで、「くしゃみ」、「鼻水」、「鼻づまり」、「目のかゆみ」などの典型的な症状が起こります。花粉症の原因となる植物は、スギ花粉のほかにもたくさんあり、現在日本で報告されているものは40種類以上あると言われています。 |
○花粉症の対策 |
外出時にマスクやメガネを装用することで、吸い込む花粉を減らすことができ、鼻の症状や目のかゆみなどが軽減されます。帰宅後は、手洗い・うがい、洗顔・洗眼などを行い、花粉を取り除くようにしましょう。
また、室内においてはドアや窓を開けっ放しにしない、洗濯物や布団を取り込む場合には付着している花粉をよく落とす、飛散量の多い日の洗濯物は室内に干すなど、家の中に花粉を入れないことが大切です。また、空気清浄機を置いたり、こまめに掃除を行うなど、快適に過ごせるように気をつけましょう。
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○花粉症にかかってしまったら・・。 |
症状が重い場合は耳鼻咽喉科、眼科、内科、小児科、アレルギー科などでの受診をお勧めします。花粉症が出始める初期には風邪と同じような症状が見られますが、花粉症では、風邪の症状とは異なり、「眼のかゆみ」等を伴うことがあります。症状や程度は、個々に異なりますので処方されるお薬なども様々です。
また、最近では多種多様の花粉症関連用品が開発されるようになりました。自分に合ったものを見つけて少しでも症状を緩和できるよう工夫してみてはいかがでしょうか。 |
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○ポイント |
花粉症は、一度発症してしまうとすぐに完治することはむずかしく、長く付き合っていかなければならないものです。生活習慣を改善することで、症状を軽くできたり、花粉症にかかりにくい身体をつくることができます。バランスの良い食生活や入浴でのリラックスタイム、充分に睡眠時間を確保するなど、規則正しい生活を送ることができるよう普段から心がけることが大切です。 |
■日本気象協会「tenki.jp」
静岡の花粉飛散情報
http://tenki.jp/pollen/pref-25.html
■環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)
http://kafun.taiki.go.jp/
■環境省花粉情報サイト
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
■厚生労働省
花粉症Q&A集
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/ippan-qa.html
■花粉情報協会「花粉いんふぉ」
スギ花粉 飛散開始マップ
http://pollen-net.com/KAFUNMAP/kafunmap.html |